提案事項
人に自然に地球に優しい未来を
環境にやさしい取り組み
山辰鉱産から未来への提案です
その1
道路を長持ちさせましょう
舗装修繕にて上層路盤を入れ換える工法では、従来の材料と比較し舗装の強さが11.7%高くなります。入れ換えにより発生した建設発生土を再利用することにより工事内循環ができます。
従来の材料
工種 | 材料 | 厚さ | 等値換算係数 | 等値換算厚 |
---|---|---|---|---|
表層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.0 |
上層 | 粒度調整砕石 | 10cm | 0.35 | 3.5 |
計 | 8.5 |
再生石灰安定処理上層路盤材
工種 | 材料 | 厚さ | 等値換算係数 | 等値換算厚 |
---|---|---|---|---|
表層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.0 |
上層 | 再生石灰安定処理上層路盤材 | 10cm | 0.45 | 4.5 |
計 | 9.5 |
計算式 9.5 ÷ 8.5 = 1.117
舗装の耐久性が向上します
その2
舗装厚をスリムにできます
既設の等値換算厚と同等の値になるよう道路復旧する際、地下埋設物を考慮し舗装厚を薄くできる仕様が可能です。
既設の舗装
工種 | 材料 | 厚み | 等値換算係数 | 等値換算厚 |
---|---|---|---|---|
表層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.00 |
基層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.00 |
上層 | セメント安定処理 | 25cm | 0.55 | 13.75 |
下層 | 再生下層路盤材 | 15cm | 0.25 | 3.75 |
計 | 50cm | 27.50 |
従来の材料
工種 | 材料 | 厚み | 等値換算係数 | 等値換算厚 |
---|---|---|---|---|
表層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.00 |
基層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.00 |
上層 | 粒度調整砕石 | 25cm | 0.35 | 7.5 |
下層 | 再生下層路盤材 | 40cm | 0.25 | 10 |
計 | 75cm | 27.50 |
再生石灰安定処理上層路盤材
工種 | 材料 | 厚み | 等値換算係数 | 等値換算厚 |
---|---|---|---|---|
表層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.00 |
基層 | 加熱アスファルト混合物 | 5cm | 1 | 5.00 |
上層 | 再生石灰安定処理上層路盤材 | 25cm | 0.45 | 11.25 |
下層 | 再生石灰安定処理下層路盤材 | 25cm | 0.25 | 6.25 |
計 | 60cm | 27.50 |
計算式 75cm – 60cm = 15cm
従来の材料と比較し 15cm 埋戻し厚を削減できます。
その3
運搬距離によるCO2削減
短距離の輸送によりCO2発生量が削減できます。
弊社工場から上層路盤材(クレイ1100)を浜松市中区(浜松市役所付近)へ大型ダンプトラック50車分(約225m3)運搬した場合と、市内の砕石工場から同様に粒度調整砕石を運搬した場合におけるCO2発生量を比較します。
- 計算方式は改良トンキロ法を採用
1車あたり4.5m3積載
距離は地図ルート検索による
1車両にて運搬
スギの木1本あたり1年間で約0.014tの二酸化炭素を吸収すると仮定
工場 | 排出量 | 225m3運搬した場合のスギの木必要数 | 1m3あたりのスギの木必要数 |
---|---|---|---|
A社 | 1.53645t-co2 | 109.7本分 | 0.48本分 |
B社 | 1.74345t-co2 | 124.5本分 | 0.55本分 |
C社 | 2.01415t-co2 | 143.8本分 | 0.63本分 |
弊社 | 0.9633t-co2 | 68.8本分 | 0.30本分 |
各社と比較した削減率
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|
37.3% | 44.7% | 52.1% |
砕石工場は弊社工場より浜松市中区地点から遠い地域にあり、運搬が長距離となるためCO2排出量が増加してしまいます。
その4
運搬効率によるCO2削減
効率輸送によりCO2発生量が削減できます。
浜松市中区(浜松市役所付近)の道路工事により土(建設発生土)を掘り起こし、その部分を工場で製造した製品にて埋め戻しを行うケース。
大型ダンプトラック各50車分(砕石225m3建設発生土約275m3 計500m3)運搬した場合の砕石工場とのCO2発生量を比較します。建設発生土の運搬場所については、弊社は建設発生土を上層路盤材の原料として利用するため弊社工場とし、砕石工場は原料として利用しないため埋立地とします。
- 1車あたり建設発生土を5.5m3積載
1車両にて運搬
埋立地は2021年8月時点で設計採用されている地点
弊社工場の場合
砕石工場の場合
工場 | 排出量 | 500m3運搬した場合のスギの木必要数 | 1m3あたりのスギの木必要数 |
---|---|---|---|
A社 | 2.18630t-co2 | 156.1本分 | 0.31本分 |
B社 | 2.57840t-co2 | 184.1本分 | 0.36本分 |
C社 | 2.68890t-co2 | 192.0本分 | 0.38本分 |
弊社 | 1.09735t-co2 | 78.3本分 | 0.15本分 |
各社と比較した削減率
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|
49.8% | 57.4% | 59.1% |
砕石での埋戻しの場合、製造工場、施工場所、埋立地と3地点ですが、弊社の場合、製造工場と施工場所の2地点となるため砕石工場と比較すると運搬距離が短距離となり、CO2排出量の差もさらに大きくなる結果となりました。